part1の記事よりこのシリーズの説明を。
3年間共に学んできた、担当2クラスの最期のテストにて“最後の問”なるものを出してみた。
問いの内容は、
”これまでの授業と日常生活の中から、西尾が伝えたかったことは何だろう?また、授業や日常生活の中で感じたことや学んだことがあったら書いてみてください。”
というものにしてみた。
テストの時間に書いてもらったものなので、時間のある人が簡単に書いてくれればいいなぁと思ったのですが、かなりの数が集まったので、このコメントから色々と記事を書いてみる。(ブログ掲載許可取得済み)
以下はpart4の内容
自己学習能力を付けさす。
学ぶ中での疑問を自分の中で問い詰める。
・ 〜付けさす。
という表現について。
この学年の子たちは3年間を見据え、
2年生から徐々に自己学習の時間を増やしていき、私は学習の仕方のサポートに回りました。
しかし、学習は学校の授業でするもの(やらされるもの)という思い込みを取り去りきれない子もいました。
私は極端に言えば、学校の授業では学習を行わなくても、他の時間で一人になった時にきっちりできることの方が大切だと考えています。(他の生徒を邪魔するのはアウト。)
しかし、
・学校には来なければいけないもの
・授業は受けなければいけないもの
という縛りがある以上、授業は受け身になりやすいです。
(ホントはそんなことないんだけど・・・)
知識を50分間止めどなく流れてくる授業は、
知識を受け取り続けることを(先生にその気がなくても)強要して・されてしまう側面があります。
この文章を書いた子の言葉を借りるなら、
自己学習能力を高めるための授業も、
私が自由に学習を構築することを強要している側面があります。
もちろん、どう学習を進めるか?何がどうなったら学習したことになるのか?評価はどうしてもらうのか?などはオーダーメードに対応してきたつもりです。
私の授業のシステムと対応方法も、”やらされ感”への限界はあるでしょう。
・疑問を問い詰める。
学びの根源です。知りたいと感じたことを知っていくこと。これが身の回りになれば、私は必要ないなぁとも思います。
もちろん、問い詰め方は伝えられます。情報化社会においての、情報編集能力は来季の授業テーマになると考えています。