3年間共に学んできた、担当2クラスの最期のテストにて“最後の問”なるものを出してみた。
問いの内容は、
”これまでの授業と日常生活の中から、西尾が伝えたかったことは何だろう?また、授業や日常生活の中で感じたことや学んだことがあったら書いてみてください。”
というものにしてみた。
テストの時間に書いてもらったものなので、時間のある人が簡単に書いてくれればいいなぁと思ったのですが、かなりの数が集まったので、このコメントから色々と記事を書いてみる。(ブログ掲載許可取得済み)
“自分で考え、行動し、他者に教えられるのを待つのでなく、自己で責任を持ち、知識を得るために動くこと。それと、リスク管理。”
他者に教えてもらうことや質問することは学習を進めていく上では有用だろう。しかし、自分の中に明確に問いたいこと、知りたいこと、わらないことがなければ問うことは出来ない。
仕事などをして、誰かのために力を使う体験などがあると、問いは浮かんできやすいと思う。
学校で教室の中で、この問いを出すことが難しく感じる。
特に教員側が主導で、学び方や内容も決められ、授業規律なるもので不自由を感じやすい者にとっては学習どころではないだろう。
1コマ50分という時間設定、時間割は無視できないものの、学習環境(全授業PC室)、学習に使う媒体や内容、被評価物などを学習者が決められるようなシステムにした。
その環境だったからこそ、上記のようなコメント・感想になったのだと思う。
リスク管理という言葉が出てきたのは、
課題研究という別の授業の影響だろう。
生徒自身でテーマを決めて一年間で課題に取り組む授業なのだが、私の担当班は畑村洋太郎さんの「失敗学のすすめ」という本を中心に失敗ついて学んだ。
課題研究についての内容も紹介できたらいいと思う。