育児休業に入って半年が経った。
子の放つ言葉は少ないが、求めることの多くを汲み取れるようになった。
仕事から得ていた生きがいや給料や、給料を対価に得ていたサービスは少ない。
その分、これまで当たり前になって感じ忘れていた感覚が蘇ってきている。
晴れの日は嬉しい。
ご飯が美味しいと嬉しい。
美味しいと言ってもらえるとさらに嬉しい。
日のたくさん当たったシーツで眠るのは嬉しい。
子と喧嘩せず1日を終えられるのは嬉しい。
子が愛想を振り撒いて、買い物中に色んな人が笑顔になるのが嬉しい。
パートナーが少し早く帰ってくると嬉しい。
掃除が捗ると嬉しい。
生活を楽にするアイテムを見つけられると嬉しい。
ゴルフで100が切れるようになって嬉しい。
趣味を心から楽しめるようになってきた。
子と母が楽しそうに遊ぶのを見るのは嬉しい。
買い物をするとき、レジの人が荷物を運んでくれたり助けてくれてありがたい。
仕事を始めても、これらを感じながら生きたい。