gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

場の安心のためのルール② No.9

3/1 (土) 9:00~12:00 一宮市民活動センターにおいて、哲学対話をメインプログラムとするイベントを行います。

fb.me

哲学対話は「考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門」に登場する対話手法です。

www.u-tokyo.ac.j

こちらのサイトは著者の梶谷真司さんが本書へ向けたコメントも掲載されています。

 

3/1 (土)のイベントに向けて、本書の内容を引用しつつ、哲学対話とは何か、考えるとは何かを再考しながら紹介します。

また、これまで実施した哲学対話における記事も紹介していきます。

 

3/1(土)の対話イベントに向けた記事一覧 | Notion

 

No.9

第1章 哲学対話の哲学

p,55

否定的態度をとらない

結局、ルール①の「何を言ってもいい」ようにするには、正しくなくてもいい、よくなくてもいい、誰かの意向を気にしなくてもいいようにすればいい。つまり、「違う」「ダメ」「おかしい」「アホか」などと言われたり思われたりしないようにすればいい。だからルール②の「人の言うことに対して否定的な態度をとらない」が必要になる。 否定する、バカにする、あざ笑う、軽んじる、茶化す、疑う、あきれる、困惑するなど、ネガティヴな態度をとられるかもしれないと思うだけで、人は言いたいことを言わなくなる。

中略

人を批判するのではなく、相手の意見を批判するならかまわないということである。

しかし、たいていの人は、冷静にそのような区別はできない。自分の意見を批判されただけでも、発言に慎重になり、言いたいことを言えなくなる。だから、人格を攻撃するかどうかではなく、否定的な態度じたいが問題なのだ。 ただしそれは、他の人と違う意見を言ってはいけないということではない。違う意見を言う時は、わざわざ「それは違うよ」とか「何言ってるの?」とか「バカじゃない?」とか言わなくてもいい。ただ違う意見を言えばみんな分かる。

コメント

哲学対話に止まらず、発言に対する反応はその人の発言に影響する。

否定的な態度だけでなく、一見その人の気を悪くしていないと思われるような反応でも影響がある。

「褒める」を例に挙げるなら、思ってもいないヨイショは人によっては嫌悪感を示さたり、その人が必要以上に気持ちよくなって思いあがってしまったり。

発言からの(初動)反応は、その人の本心を浮かび上がらせたりもする。

私自身も、会を開く側ながら、一参加者として、ルールを守りながら対話する。

それでも、発言や傾聴に夢中になり、様々な発言に反応してしまうことがある。

否定的な反応でなくとも、その人の自由な発言を制限するような反応をしないよう心掛けたい。