gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

どんな方にでも参加してもらえる理由 part7

3/1 (土) 9:00~12:00 一宮市民活動センターにおいて、哲学対話をメインプログラムとするイベントを行います。

fb.me

哲学対話は「考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門」に登場する対話手法です。

www.u-tokyo.ac.j

こちらのサイトは著者の梶谷真司さんが本書へ向けたコメントも掲載されています。

 

3/1 (土)のイベントに向けて、本書の内容を引用しつつ、哲学対話とは何か、考えるとは何かを再考しながら紹介します。

また、これまで実施した哲学対話における記事も紹介していきます。

 

3/1(土)の対話イベントに向けた記事一覧 | Notion

 

第1章 哲学対話の哲学

p34〜

参加者がどれほど知的か、思慮深いか、学歴が高いかといった資質は、対話が哲学的になるかどうかに、ほとんど関係がない。哲学の知識があるかどうかも、さほど重要ではない。大事なのは、対話に参加する人の多様性である。いろんな人がいることで、一人では思いつかない側面が見えてきたり、自分が知らず知らずのうちに前提にしていることが明らかになったりして、今一度根本から考え直さないといけなくなる。

中略

いろんな立場の人たちが集まっていっしょに考えると、それぞれが普段自分では問わなかったこと、当たり前のように思っていたことをおのずと問い、考えるようになる。前提を問う、自明なことをあらためて考えるしそれはまさしく哲学的な「体験」だろう。 誰がどのような体験をするのか、どんなことに気づき、何を問い直すのか、どのような意味で新しい見方に出会うのかは、その場にいる人によっても違う。ある人は、その人にしか当てはまらない個人的なことに気づくかもしれない。あるいは、誰もが目を開かれるような深い洞察に、参加者みんなで至るかもしれない。

コメント

どんな方でも参加できる理由がここにあります。

Aさんが何とも思っていなかった(当たり前だった)ことが、Bさんには大発見だったり。

CさんがDさんへ質問した答えがEさんにとっての、さらなる問いへの入り口になったり。

気の利いたことが言えないだとか、考えるのが苦手だとかも大丈夫です。

あなたの意見が誰のどんな反応・影響になるかは他人が決めることだからです。

対話を哲学的にする重要な要素として、”多様性”が出てきています。

私は名古屋鉄道とJRが一緒になっている中々大きな駅を利用しています。

すごい人の数です。しかし、歩き通り過ぎるだけでは、あれだけの人数がいても”多様性”を感じません。(当たり前ですが、、、)

”多様性”を感じるには対話が必要です。

引用文とここまでのコメントでどなたにでも参加していただける理由を少しはお伝えできたかもしれません。

次回は対話の場がどんな雰囲気なのか?どう対話するのか?をお伝えして、少しでも安心して参加して頂けるような記事にしたいと思います。