gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

一工祭で哲学対話 part2

前回の記事はこちら↓

一工祭で哲学対話 - gt-24o’s blog

学校祭のクラス展示にて、哲学対話を行いました。

全3回で行われました。

今回は2回目について書きます。

 

2回目のテーマ

「わざわざ学校にきてまで授業を受ける理由は?」

2回目の対話では仲良しサッカー部が来てくれました。

同じ部の仲間、テーマ内容もあり、色んな意見が飛び交いました。

意見

・コロナ前までは当たり前だったけど、オンラインもある。お金、時間もいらない。録画もできる。

・教科書を見ればわかる内容で50分きいているのはしんどい。しかし、分からないところは教えて欲しい。

・化学の構造式について50分間、話していてつまらなくて寝ていたが、テスト前に10分のYouTubeを見たらすぐ分かった。

・工業科目はYouTubeに教材がない。

・出来ない人からしたら50分でも足りない。

・理解すべき基準を設けて分かった・出来た人から帰る。教えたい人、学校にいたい人は残ればよい。

・習熟度別(モチベーション別)クラス編成にきてほしい。

・出来ない人(学習は向かおうと思うタイミングにムラがある人)で集めちゃったら「やろう!」と思った時に困る。(誰にも聞けない。)

・出来ない人(やっていないだけで、やったらできる人)のやりたいタイミングに合わせて欲しくない。こっちは常にモチベーションを高め、最善をつくす努力をしている。

・授業中に誰かと話していてはいけないという暗黙のルールをやめてほしい。

・ふざける人が出てくるから難しい。

・ふざけられちゃうとふざけちゃう。

・ぶっちゃけ僕はちゃんとやってない側ですが、他人に迷惑かけなければ良いと思います。

・つまらない50分でも、学校が終わってからなどの楽しいことを考えて時間をつぶす能力がつきます。

・学校に来たからこのメンバーに出会えた。

などなど。私が記録できたのはこれくらいでした。

 

私も数回、意見を言いました。

・学習へ向かうタイミングは全員違う。そのタイミングそれぞれに対応したいとは思う。しかし、学習に向かっていない人を指導しなければならないこともしばしば。

・教員、クラスメート、学習内容、方法、時間まで全て決められている。だから、その環境下でいかに自らに必要な学びを選び、コツコツ行っていくかが大切。教員の一存で自分の成長度を決められてはいけない。

・授業の在り方についてどんどん意見しちゃおう。

 

感想

授業・成績面の話だと、結果のでる人の意見が強くなりがち。

意見の両面性を私自身が意見し、問えると参加者も話しやすくなりそうだ。