私が勤務する一宮工科高校で、学校祭がありました。その名も一工祭です。
1日目には、
海洋ゴミ楽器集団 ゴミンゾク さんのパフォーマンスを見ました。
ゴミで作ったとは思えない音色の楽器の数々でした。
2日目はクラス展示やステージ発表がありました。
私はクラス展示として、哲学対話を行いました。
哲学対話についてはこちらの記事をご参照ください。
当日、四時間の枠で、行われた対話は50分3セットでした。
1回目のスタートテーマは、「好きなアニメとその理由は?」でした。
皆が各々、好きなアニメの魅力について語りました。
ただ、各々が見たことのないアニメ紹介はイメージしづらい部分がありました。
各意見を聞いていると、「かっこいい」というワードが多く飛び出していたので、
テーマを「かっこいい」とは何だろう?というテーマでも話してみました。
それぞれ好きなアニメキャラがなぜかっこいいと感じるのかについて語りました。
アニメ・ハイキューに出てくる月島というキャラクターの成長とメンタルの変貌にかっこよさを感じた人、ドラゴンボールの身勝手の極意を習得した悟空にかっこよさを感じた人もいました。
また、かっこよさがうまく共有できない要因として、アニメには言葉で語りきれない「エフェクト」の存在についても語りました。
エフェクトのかっこいい理由について突き詰めると、「かっこいいと思ってしまっているから。」との回答。
問いかけを通じて言葉では説明できない領域の存在が垣間見えたのが印象的でした。