1学期の授業振り返りを踏まえて、2学期から自習室を開いています。
強制しない・指示しない関わりをすると決めて、声をかけています。
再テストの日程、学ぶ場所、時間などは相談して生徒と共に決めています。
先週から今週にかけてほぼ毎日、自習室で生徒が学んでいます。
下記のリンクは、私の担当教科の教科書です。
電気の基礎知識に加え、算数・数学を使いこなせないと問題が解けません。
定期的に行っている小テストには1枚当たり約10個の問題が出題されます。
週に3回の授業があり、3時間に一度、小テストを行っています。
教科書に記載されている問題をそのまま小テストにしており、問題が一度でも解ければ、後は”教科書の範囲の問題を何も見ずにスラスラと解ける状態”にすれば小テストは点数が取れます。
3クラスを担当していますが、小テストで6割の点数を取れない生徒が、各クラス4割います。
これが多いか少ないかは問題ではありません。
出来ない状態で、生徒も教員もそのままにしてきたことが問題でした。
生徒一人ひとりと学習状況を確認して見えてきたのは、当たり前のことかもしれませんが、
”教科書の範囲の問題を何も見ずにスラスラと解ける状態”
にしてこ(れ)ないことです。
学習状況を確認すると、授業時間だけにとどまらず、
業後の過ごし方はや生活環境にも踏み入ります。
強制しない・指示しない関わりを大切にしながら、学習以外の課題も共有し、それでも、
”教科書の範囲の問題を何も見ずにスラスラと解ける状態”
にするにはどの時間にどう学ぶかを模索します。
時間はかかりますが、
”出来ないままでいい”
と言う生徒はいません。
学習を先送りにしてしまったり、出来ない状態でも何とかなってきてしまった状態が常態化しているように見えます。(評価と順番をつけて指導が終わってしまっているから。)
学習状況の確認をしながらも、管理はせず、適切な問いかけをしていくことで、その生徒が自分で自分の課題に気づける関わりをしていきます。