2019.8.28
「言いにくいこと」
コート内6人の良いところを出すには、それぞれが努力し能力を高める必要があります。
A君にaとbの能力があり、B君はdとeとfの能力があるとします。
A君はcに苦手意識が有り、能力開発をためらっています。
B君はA君のcの能力がないために、fの能力を存分に使うことができません。
このとき、A君がcの能力を高められれば良いのですが、どうもその動きがない。
A君的にはcに目を向けたくないようにも見える。
さぁどうするか。
周りの人間がA君に言いにくいとためらっていては、チームが前に進みません。
ここで思いやりのない言葉をA君にかけるだけでは、A君の成長は見込めないでしょう。
A君がcという能力を発揮できないことを、怒っても何も変わりません。
それでも、言わなければならないと思うなら、真剣にかつ怒りを持ち出さず淡々と事実を伝え、一緒に考え、対策をとる準備があること加えて伝えると良いです。
共にcの練習を皆でやってみたり、cの能力を高めるために勇気ができるような言葉をかけたりするのも良いでしょう。
A君がcの能力の存在に気づいていて、諦めている場合は誰が何を言おうと難しいです。
ですので、cではない能力に着目してあげることも大切な事でしょう。
言いにくいことを、言うか言わないかは、その人と共に時間をかけて課題に取り組むきがあるか、またその人がその課題を自覚にどうにかしたいと思っているかどうかがポイントになりそうです。
「苦手はうまくなり証拠」
井上淳之典さんの言葉をお借りします。
井上 淳之典 - 【本日のつぶやき考現学】 苦手意識の裏側には、 いつも「できる自分」でいたいという... | Facebook
苦手意識の裏側には、
いつも「できる自分」でいたいという
プライドが隠れている。
「できない体験」を辛く感じるのは、
「できない自分」という現実に
直面したくないからに他ならない。
つまり、「できない自分」に落ち込み
否定的評価を与えているのは、
世間でもまわりの人間でもなく
他でもない自分自身だ。
でも、ほんとうは誰もが
「できるようになりたい」と
心の底ではおもっているのだから、
その本心をごまかさず、
自分のなかにある意欲として
そのまま素直に認めるだけでいい。
だから、苦手意識を
克服する必要などなく、
自分の苦手意識を
「しない理由」にせずに、
苦手意識をもったまま
淡々とやり続けさえすればいい。(2017.2.14)