gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

卒業生からの質問

卒業生から、

「仕事を要領よくするために意識することは?」

と聞かれました。

職種や就業環境によって大きく変わるでしょうが考えてみました。

 

1.やらなくもいいことをやらない。
1.1 ルールの根拠を見極める
⇨ ある集団、会社、部署にはルールがある。
ルールがあることで規律が生まれる一方で、個人の効率が落ちる場合もある。
そのルールを誰が決めたのか、目的は何か、何が根拠になるのかを見極める
1.2 暗黙(社内)ルールを他人に迷惑をかけないようにスルーする
⇨1.1のようにルールを見極めた上で成果が出る+自分がミスらなければ他人に迷惑かけない場合は、自分のやり方でやる。
(ミスらない+効率良いことが前提)

2.やりたいことをこだわる
1.2のように余計な仕事を減らすと暇になる。
暇してると誰でもやれる仕事を振られる気がしている。
こだわっている仕事・やってて楽しい仕事を定時までがっつりやる。こだわった仕事がある人には、どうでもよい(誰でもよい)仕事は振りずらい(はず。⇦保証なし笑)

3.やりたい仕事って?
こだわるにもやりたい仕事って何?
という方は、
仕事の目的から考える必要あり。
私の場合、
"自分の仕事が、自分の素敵だと思う人のためになり、社会(集団の感覚)に影響を与えている感覚が得られること"
みたいな感じ。
この基準は皆違う。どんな基準でもよい。
基準がないと仕事を拘りようがない。
拘らないと、仕事に優先順位がつけられない。

3.0 拘り例が"とにかく早く終わらせる"は、目的ではなく手段になっている。

「やりたい仕事や、仕事の目的は考えていないけど、早く終わらせる。」というのも、アリはアリだ。しかし、手段と目的を履き違えないようにしたい。

3.1 拘らなくても生きていける。拘らなくても、仕事なのだから誰かのためにならないことの方が少ない。

4.誰がどんなタイプか判断する
⇨どうしても一人では仕事ができない。自分が拘りたいが仕事あり、できそうにないことなどは、他の人に頼みたい。
頼む時に、誰がどんなタイプの仕事ならストレスなくできるかを判断しておくと、自分の得意な仕事を受注しつつ、周りに気持ちよく仕事してもらえる。

[尊敬する先生からの教え]
やったことないこと(仕事)はやってみる。(やったことない人間に選ぶ権利+意見する権利なし。)

追記
・やりたいことだけやる人
⇨困った時に助けてもらえない。せっかく良いことしてるのに評価されない。
・やるべきことしかいない人
⇨やるべきことが他人から与えられ続ける(本人が嫌でなきゃok。)
・何もやらない人
⇨ …実はそう見えるだけ。
(見えてない部分があるという前提で人を見ることが大切という話。)

まとめ
・どうしてもやらないといけないやるべきことを最速で終わらせる+やりたいことをこだわる+周りを生かし合って感謝する+やってないことは、やってみる。

大学の学び part2

[なぜ新たな免許を?]

私は工業高校出身です。

工業・工科高校と、普通科高校のカリキュラムを比べると授業時数、時間割のコマ数、補習時間などに違いがあります。

授業で取り扱う範囲もそれ相応となります。

(各学校で違いはあるにせよ、愛知県に限っては工業系高校の普通科科目の学習時数、取得単位は普通科より下回るでしょう。)

 

とはいえ、私は数年前から算数・数学をプリントで学習を続けてきました。

中高生の時に、先生からの話の中で、

「今のあなた達は脳が一番成長する時期だから!」

という類の話を聞いたことはありませんか?笑

今は、数学に触れる日々が当たり前になっており、自ら進んで、楽しんで学び続けています。

恥ずかしながら、今が一番、数的な感覚に変化があります。

これからも数学がある生活は続きそうです。

高校、大学数学には学ぶべき範囲がありますが、それを終えることを目指すのでなく、楽しみながら学び続けることで、自らのキャリアや働き方に変化をつけられたらと考えています。

一歩

私は寺子屋塾中村教室へ通塾し、メイン教材のらくだメソッドを毎日取り組んでいる。

gt-24o.hatenablog.jp

↑この記事にもあるように、

週に一度の通塾の際に、自宅での学習を振り返っての気づきや、寺子屋塾でらくだ教材を終えた後の感覚を書いている。

 

[一歩]

毎日プリント学習に取り組んでいる

4、5月は、月の1/4くらいプリントをやらなかった。

自分の中でやれるであろう日にやらないとモヤモヤする。

やれなくても仕方がない日もある。(減らす工夫はする。)

1日で前に進む分、進もうとする分は限られるが、必ず進める分がある。

その一歩を楽しみながら確実に出していく。

先を落胆しない。

今日1日分に集中してやり切れば、ぐっすり眠れる。

ちょっとずつ自分がなりたい自分に自分で近づいていく。

 

進めたのに進まなかったのか、

進めない状況だったのか。

自分の状況を自分で判断できるのが大切。

自分で自分のことを自分なりに変化させていこう。

オンライン読書会 「生きる技法」4章紙幣について 振り返り

タイトルの通り、オンラインで読書会を実施しました。

参加者は私と、京都で共に哲学対話に参加した方、2年前の教え子、スタッフの廣安くんでした。

読書会の流れは、

順に参加者ざ声を出して読み、オンライン上で意見・感想・疑問を付箋にまとめ、付箋の内容をシェアするという流れです。

[付箋のスクリーショット]

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1章 自立⇨2章 友だち⇨3章 愛⇨4章 貨幣

今回の読書範囲は4章の貨幣でした。

 

[読み解き]

貨幣は、多くの物、事と交換可能だ。

また、交換する相手との信頼関係がなくとも、貨幣は交換を可能にします。

しかし、交換は貨幣でしか出来ないわけではありません。

 

人の能力や、人の持っている物・事は多種多様です。貨幣以外にも交換可能な物を皆持っているとすれば、

自分で消費できない物や事を知らない誰かと交換するとすれば、当然お金との交換になるでしょう。

しかし、交換相手自身を信頼できれば貨幣を通さない交換が可能ではないでしょうか。

物・物交換、物・事交換、事・事交換なんてこともアリでしょう。

このような組み合わせを多く持てる人は、他者から信頼され、他者に応えられる何かを持っていることになります。

世のほとんどの人から信頼される人であり続けるか、信頼される物・事を持てれば貨幣を持たずに生活することも可能かもしれません。

これまでの話から、

貨幣がなければ何も交換できないと思い込むのは、他者と協力し、信頼関係を結び、助け合う関係性に繋がりにくいでしょう。少し寂しさもあるかもしれません。

親密な信頼関係が結べない他者とは貨幣で色んな物を交換し、関係性が結べている他者とは貨幣以外の物・事と交換する。このバランスが他者との良好な依存関係による自立への一歩となるのではないででしょうか。

 

次回の読書会は、7/17(土)10:00~12:30です。

イベントページはこちらです。

https://fb.me/e/16A9aDkq3

 

成果と軌跡

私は寺子屋塾中村教室へ通塾し、メイン教材のらくだメソッドを毎日取り組んでいる。

gt-24o.hatenablog.jp

↑この記事にもあるように、

週に一度の通塾の際に、自宅での学習を振り返っての気づきや、寺子屋塾でらくだ教材を終えた後の感覚を書いている。

[成果と軌跡]

数学で指数関数を学べば指数が取り扱えるようになる。

社会の教科書を読めば、これまでの国内外での出来事を知れる。

個人差はあるが、学習を行うと成果がある。

私は職場が学校で、メインの仕事は授業だ。

この授業で学習における”成果”だけを淡々と伝えることも出来る。

しかし、

自らの学習の軌跡を通して気づいたことを、生徒と共に学習をしながら伝えることも一つの授業だと考えている。

学習の成果は個人の学習の質と量で決まる。

どれだけ私が私の学習の”成果”を伝えても、

彼らが手を動かし、試行錯誤した彼らなりの学習の成果は得られない。

 

結果よりも過程を大切にしよう。

という話とは少し違う。

学習を通して、自分を自分で学ばさせる事ができるように。

自分のイメージする成果が自分の学習によってもたらされるような力を、

自分も手を動かし続けることで生徒ともに力をつけていきたい。