gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

名古屋市立大学 ESD研究参加記録

昨年の12月から、名古屋市立大学大学院人間文化研究科の曽我先生のもとで、研究協力生として、学ばさせて頂いています。一般社団法人ひらけエデュケーションさんが曽我先生と共同運営しており、上記法人の若杉さんに繋いで頂いて参加しています。ご縁に感謝です。

hirake-edu.com

 

研究課題

科研:「自己変容をもたらすケアリングを通した多文化共生: ESDの適用可能性に

着目して」

 

以下、2020/12/19に行われた科研調査の説明で使用されたスライドから引用します。

調査目的

「持続可能な開発に関する学び(ESD)の軌跡から、変容を捉えること」

調査方法

プログラムに参加して、学んだことと感じたことを言語化し、記述する

 

ESDとは?

Education for Sustainble Development

持続可能な開発(発展)のための教育

持続可能な社会をつくるための教育

持続不可能な状況を持続可能にすること

 

持続不可能性を取り扱うESD

普段目をそむけたくなるような状況に向き合い、人の「生」を問い直しながら、一人ひとりが大切にさせる社会をつくるための教育(=持続可能な開発)

 

ESDの特徴-適用可能性

 日常の私生活と職業が統合される学びの経験が求められる。

 

本日までに、本日までに4度のワークショップがありました。

初回はESDについて知ることと、研究についての説明+「キートスとリンゴの木」という映像を視聴し、グループでこの作品に物語をつけ、参加者の方々と感じたことのシェアを行うワークショップと曽我先生からの講義がありました。

youtu.be

 

2、3、4回目は、それぞれ、「食べる」「着る」「住む」ことをテーマに1ヶ月それぞれが無理のない範囲で参加者が学んだことを持ち寄り、グループ内+全体でシェアした後、曽我先生からの情報共有と講義がありました。

 

振り返り

Googleで調べてみれば、それぞれのテーマに多くの人・国が絡んだの社会問題が浮き出てきます。

それらの諸問題の全体像を事実レベルで調べ上げることも容易ではありませんでした。

回が進むにつれて、大きな問題をいかに身の回りの自分の手が届く(みているようで目を瞑っていた)ことに繋げるかポイントだと感じています。

身の回りのことについて知っていること、何を根拠に色んな選択をしているかを今一度見直す機会になっています。

食べることでは、昼食を作り置きの弁当にしてみることから始まり、グルタミン酸ナトリウムの取り過ぎを疑ってみたり、ダシを鰹節でとって鰹節をそのまま一緒に食べてみたり。

着ることでは、デニムを洗濯からクリーニングにしたり、そのクリーニングはどうクリーニングしてるのだろう?と調べてみたり、大好きなデニムがどうできているのだろう?と調べたり、セレクトショップの店長に色々聞いてみたり。

住むことでは、周遊と定住について調べてみたり。

自分が当たり前のように享受することの流れを知ることの重要性を感じる日々です。

また、調べ疲れ・気にしすぎも自分を追い込む結果になります。

私は有難いご縁でこのような学びの場を通して自分の生活を見直すチャンスが生まれています。

これを如何に自分の身の回りの人と共有し楽しく学び合っていくのかが、適用可能性につながるのではないかと考えています。

次回は「働く」についてです。

ハンナ・アレントの「人間の条件」を読んでみます。

お互いさまの笑顔

ガソリンスタンドのお姉さんがマスク越しにもわかる笑顔でフロントガラスを拭いていた。

少し歩き、車後方から前方へ私の視点が変わり、フロントガラス側から車内が見えたところでお姉さんの笑顔の秘密が分かった。

車内で4,5歳の女の子がハンカチで内側を拭いていた。

その手はお姉さんを追いかけていた。

微笑しいシーンだった^ ^

オンライン読書会を終えて

今日はオンラインでの読書会を主催しました。

読書会の流れ

主催者から、主催までの流れや読書会の概要を説明したのち、

実際に音読をします。音読をある程度で区切り、感想・疑問をシェアします。

これを終了時刻まで繰り返していきます。

音読

これまでの実際に音読をする読書会に参加しましたが、やはり音読には黙読とは違う点がいくつかあります。精読する効果もありますし、現在の自分の在り方のヒントになるポイントがより強調される感覚があります。

感想のシェア

黙読時の自らの解釈+他の人がどう感じたのかを聞けるのは新鮮です。

読んでみても、すぐに明日から行動レベルにまで変化させられることは少ないでしょう。

その辺りの問題定義も共同参加者に投げかけられるのは読書会の意義になるでしょう。

 

テーマ本はこちら。

生きる技法

生きる技法

  • 作者:安冨 歩
  • 発売日: 2011/12/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

こちらの本は、

1 自立について 2 友だちについて 3 愛について 4 紙幣について

5 自由について 6 夢の実現について 7 自己嫌悪について 8 成長について

の 8章構成になっています。

今回は2章の途中まで読み合いました。

次回は、2章後半から3章の愛について読み合う予定です。

 

今回の感想

テーマ本はシンプルなようでで、鋭く生き方を省みられる内容になっています。
今の自分の生き方と本の内容を比較すると、
「なかなか現状そうはいかない・・・」
と思うこともあるでしょうが、それを皆で共に考えられる機会になると思います。

 

次回開催は 5/16(日)10:00~12:30 です。

詳細はこちらをご覧ください。

fb.me

 

部通信 part39

[誰の目を気にしてプレーしているのか。]

自コート内で、コートの誰か、5人、自分を含んだチームへと意識広げるのは難しいのだろう。

試合の中で自分がしたいプレーが、すべきプレーが、自分が良いと思うプレーができているか?は気になる。自分のプレーや成功、失敗が気になる。

なぜ気になるのだろう?

自分のプレーがいまいちである時の他人の目が気になるのか?

それって誰と戦ったんだろう?

チーム内の選手に認められたいのか?

チームの監督に認められたいのか?

 

チームとして、相手チームと戦うのがバレーボールというスポーツなら、

自チーム内の承認を求めている場合ではない。

自分がどう評価されるか?ではなく、

自分たちで7人で何を作り上げるのか?

どう動くのか?

に意識を向けてみよう。

目の前の人と丁寧に

必要とされるのは嬉しい。

でも、その人や人たちが、

自分がいないとダメ

になると、相手も自分もつらい。

頼られ、頼り、助けられ、時に力になれる関係そのものに喜びがある。

 

自らの存在意義を一定の他者に求めすぎると苦しくなる。

 

もしかしたら、教員は誰かの力になれない恐怖と戦う仕事かも知れない。

誰かの力になろうとするあまり、結果を求めすぎ、過程が疎かになるのは悲しい。

 

といってる自分も怖いのだろう。

私の先輩は、

「目の前の人を大切に。」

とよく言っていた。

求めすぎる時は、まずは身の回りの人と丁寧に関わりたい。