gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

「優しさ」 桜井章一

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第11回 教師塾「てつがく対話をしてみよう」 振り返り - 教師塾 blog

先日、行われた哲学対話(↑)のテーマの中で、

「優しさの定義」というものがあった。

桜井章一さんの言葉を紹介したい。

「優しいことはいいことだ」

なんて思えないなぁ。

だって、そう教えられたキミは、

学んだり、考えたり、

作られた優しさを出す人になっちゃうから。

作られた優しさは壊れてしまう。

だからボクはいらないよ。

気持ちよくやったら、優しかったというほうがいい。

優しさを先に出してくる人はいやらしい。

そういう優しさの裏には、

毒やトゲがあるから、気をつけてね。

「キミのことを考えてこう思うんだ」

「キミのことを思うからこそ、言いたくないことも言うんだ」

なんて言う人は、本当はキミじゃなくて、

自分に優しいだけかもしれないよ。

いいことだから優しくしよう、なんて考えずに、

自然に感じたままで、天然の優しさが出せるといいね。

 語り合ってみたいテーマの一つです。