[人の変化について]
人は、今この瞬間もベストを尽くして生きている。
(居心地よさと変化のベストバランスで生きている。)
一つの出来事が起きたときの、
「この場合はこうしよう!」
は100人いたら100人違う。
毎日の出来事からトライとエラーを繰り返して、人生を最適化している。
周りから見てその人に(変化したほうがよさそうだと周りが勝手に思った)課題があっても、
その課題をその人自身が自覚し、変化の必要性が出てこなければ、その人は変わらない。
変わらないというより、その人にとって変わる必要がないと言ったほうが自然だろう。
逆に言えば、変化の必要性がでてこれば自然に変われる。
変わる必要があるのだから。
そう考えると、人が人のことを変えてやろうというのは少し傲慢なのかもしれない。
その人にはその人の生き方があるし、みんな違っていい。
それでも、その人に変化してほしいと思うなら、口先だけを動かしてもその人との関係が悪化するだけだろう。
その人の人生にコメントする権利があるのは本人だけだ。
その人に本気で寄り添っていく覚悟があるのなら、
自分ができることがほとんどないことを知ること。
その上で、その人の課題がどう生まれてきているのかを共に考えて、支えて、知っていくことをまずやってみるといい。
今までどう生きてきたのか・どんな価値観をもっているのか・これからどうしたいのか・何を大切にいきているのか。そんなことをお互いに知っていくことで妥協点やお互いにメリットのあるアイディアが生まれるかもしれない。