gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

壁・鏡・並走

人の学びや成長に関わる教育という分野で、人との関わり方は環境によって異なる。

私は公立高校の教員だ。我が校で私の担当するA君、B君。環境によって違えば、関わる生徒によっても違う。

生徒から見て、

大きな壁に見えるように関わる教員、並走するような教員、先頭を走る教員、背中を押す教員、自分はソファに座っているが生徒を動かそうとする教員(笑)など色々いるだろう。

私はできるだけ鏡になれればと思う。

事実と認識を分けながらその生徒の現状をそのまま見えるような関わりをしたい。

鏡になるのは大変だ。事実と認識を分けると自分が言いつつも、自分の主観(認識)で生徒を判断してしまうからだ。

自分の認識を全て抜くことはできないが、自分の意見を持ちつつ、事実を見てもらうことはできるだろう。

また、鏡になる時とならない時に違いがあると、私が鏡にならない時には生徒は自分を見ようとしないのでは壁と変わらない。

壁と鏡は紙一重だ。

他者の鏡になるとは、自分のことを猛烈、正確に見つめられないといけない。