gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

安全な責任

自分の人生、行動、言動に責任を持つ人は、自由だ。

そして、今の自分の置かれた状況を何かのせいすることは少ないように思う。

他者の悪質で恣意的な影響もあるだろうが、それすらも吹き飛ばす勢いの人もいる。

「自分の人生に責任を持って、自分の人生に当事者意識を持って生きなさい。」

なんていう気は全くない。

 

どうしたら自分の人生を、

自分の責任として自由に生きていけるのか。

 

植松努さんの言葉で、

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教育とは、
失敗の避け方や、
責任の避け方、
要領のいい生き方を
教えるためのものではありません。
教育とは、
死に至らない程度の失敗を
安全に経験させるためのものです。

 と仰っています。

 

自由な行動と言動に対する責任を責められることなく安全にとる体験が、

自分のやったことが自分以外のところに様々な影響を及ぼすこと身を持って体感できるのだろうと思います。

”自分がAをしたらBが起きた。自分がAをしたらCも起きた。”という事実から、

「自分としてBは良いけど、Cはまずったな。」

「次はDしてみようかな?」

という感じが、

自由と責任のセットである感覚

楽しく責任を取る感覚

自分の人生を自分で前に進める感覚

自分の人生の当事者感覚

なのかなと。

 

どうしたら学校がそういう場所になれるか。

守りすぎず、突き放さない。

一緒に楽しく深刻になりすぎないように責任を回収する体験をしていくことなのかな。