部活動が徐々に再開されています。
入部する1年生のことを考えながら書いてみました。
以下のバックナンバーは昨年に書き始めた部通信です。
「共に考え、提案し、実行する楽しさ」
まずは自分で考えてみる
まずは自分でやってみる
自分の狙ったことが実現する快感は、スポーツ以外のどんなことにも共通するだろう。
自分で考えてやってみることは自由をつかみ取ることへの第一歩だ。
そして、それらの行動には自然と責任が生まれる。
自分がやったことが周りに、チームに多様な影響を与える。
部員一人ひとりがチームに必要なことを考えて実行していくことが求められるだろう。
部員同士でたくさん話してたくさんのtry&errorをしてほしい。
私たち教員は、基礎・基本やセオリーなどの提案はできる。
それ以上は、コートで表現するのは君たちだ。
私たちの想像を超えるようなプレーで最大限に楽しんでくれることを願う。
「環境は皆で作り、チームメート同士でつながっていること」
3年生は2年前と1年前、2年生は1年前とは環境の変化があるでしょう。
部活動は顧問の先生によって雰囲気が大きく変わってきます。
数年前と比べると今年は“バレーボールに集中できる環境にある人”にとっては環境が整ってきているでしょう。
しかし、来年はどうなるかわかりません。どの先生がどう転勤になるかわからないです。
どんな先生が顧問をしてくれても、自分たちで環境を整える努力をすることは大切です。
私たちが君らに良かれと思って用意することが辛い思いにつながることもあるでしょう。
私たち教員の方向性と君らの方向性が違ってしまうのは惜しいことです。
この時に大切だと思うのは、チームメート同士でつながっていることです。
お互いの環境をできる範囲で共有し合って、補い合いながら、練習や試合に参加することも大切でしょうし、時には、チームとしての意見を顧問に伝えることも重要になります。
生まれや現環境の違いで辛い思いをできるだけ減らせるよう、まずは部員同士で協力をしてみてください。
「楽しさの追求」
最初はボールに触ることから始まり、だんだんとバレーボールのプレーに近づき、自分のイメージするプレーができてくる。(自分だけで成立するプレーはほとんどないけど。)
自分のプレーが誰かのためになり、チームのためになり、生かし合うことで、一人では表現できないことを皆でやってのけてしまう。バレーボールの楽しさってこんな部分にあるような気がしている。
自分のイメージしたプレーができるだけではバレーボールは試合に勝てない。
試合に勝つ楽しさを求めれば自然と自分のイメージしたプレーを達成するだけはいけないことに気づける。
はじめは自分ひとりの楽しさを求め、段々とそれが皆で共有された楽しさにつながっていく。
常に新たな楽しさに気づき続けていけば、自然とそれが勝敗へのこだわりに変わっていく。
勝敗を前提にしたプレーに楽しさはあるだろうか?楽しさの追求と勝敗至上主義は似て非なるものだろう。