3年前に初めて1年生の担任を持たせてもらったときの記事はこちら。
クラス担任 所信表明(演説) - gt-24o’s blog
今年は1年生の担任を持たせて頂くことになりました。
入学式は行えたので、私を含めたクラス42人で大切にしていきたいことを話すことができました。
お互いに確認しながら話が出来たらいいのですが、みんな緊張していたし、時間もなかったのでこれをたたき台にして色々とこれから話が出来たらと良いなと思っています。
これは生徒に大切にするようにお願いしたわけではなく、
私が以下のことを大切に生きていくことを約束したような形です。
生徒に話したことを保護者の方にも同じように話させて頂きました。
以下は、生徒に配ったプリントと同じ内容のものです。
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・対等な関係を原点として
教員と生徒という関係も、大人と子どもという関係も、人と人との関係も大切にします。
立場よりも役割を意識することで、教員にしかできないことは私が、生徒にしかできないことは1-3の皆がやりきることで対等な関係を成り立たせると考えています。
・対話をベースとしたコミュニケーション
対等な関係を構築するのに、日常から有事の際まで対話的な関わりを大切します。対話を行う際に以下の3つのこと大切にします。
① 何を聞いてもいい
② 聞かれても答えたくなければ答えなくていい
③ 聞かれたこと以外ことも答えていい
・まずは自分で考える。自分で決める。
まずは自分で考えてみる。わからなければ自分の意見を持ったうえで質問をしてみる。自分で考え、行動を起こしてみることが第一歩です。
・自由と責任のバランス
社会では他者との生活があり、ルールがあります。自分で考え、行動した結果、他者に様々な影響を与えるでしょう。その時に、自らの行使した自由に責任をとらねば、社会(集団)は立ちゆきません。
責任ときくと大変なイメージがあるかもしれませんが、自ら考えて選んだことになら、自然と責任もてるようになります。
自由になるには、よく考え、根拠のある行動をとり、少しずつ力をつけていく必要があります。責任をとるとは、自分で考え、自分の思うように成長していくことでもあります。これは楽しくやりがいのあることだと思っています。
・当事者意識をもつために
楽しみながら責任をとり、成長できるようになると、何事にも自分の選択や行動が影響を与えていることが想像できるようになります。自分の特徴や力の使いどころに差はあれども、「自分には何ができるだろうか?」と思えるようになれると考えています。一人ひとりが自分の人生の当事者(主役)になれれば誰かが困ったときに、誰かにスッと力を貸せて、自分が困ったときに自然と誰かに助けてもらえるようになれるのではないでしょうか。
・建設的な言動と行動
自分の成長を楽しめて、他者との協力体制が自然とできてくると、今まで「それって無理じゃない?」と言っていたことが「だったらこうしてみたら?」という思考にシフトしてうるでしょう。
一人ひとりが学び続け・現状を打破しようしようとする姿勢があり、仲間と協力することが自然になってきて初めてこの感覚を得られると考えています。
・わかるとできるの違い
ここまで書いておいて言い訳みたいになりますが、これらを当然ながら1-3の一員として私が言葉と態度で表していく必要があります。しかしながら、毎日、どの瞬間も守ることは簡単ではありません。あれ?と思われることも、失敗することもあるかもしれません。そんな時には「だったらこうしてみたら?」を教えてもらえると助かります。