gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

部通信 part22

[自分とみなの認識や感覚を擦り合わせる]

私が、自分を含めたチームを見るときの視点の一つを書いてみます。

① 西尾もみんなも気づいて(感じて)いること

② 西尾は気づいているが、みんなが気づいていないこと

③ みんなは気づいているけど、西尾は気づいていないこと

④ 西尾もみんなも気づいていないこと

この4つに分類してみるようにしている。

これはジョハリの窓を応用した考え方だ。

 

そして、これはみんなの視点になると、“西尾”の部分が“自分”に置き換わる。

だから、部員の数だけの視点が存在することになる。

 

②を少なくするには、勇気をだして自分の感じていることを伝えることだ。ただ、自分の認識がそのまま他者に伝わるかは別問題だから、伝え方は工夫が必要。

③を少なくしていくには、自分がどんな動きをしているのだろう?と日頃から自分を観察するクセを付けつつ、他部員からの声掛けに耳を傾ける姿勢が大切だと思う。

②と③が少なくなるってことは、①が増えていくことにつながる。

そして④を見つけるには、全部員が時々、自分を含めたチーム全体を見ようとする姿勢が大切だ。

感覚や認識のすり合わせを行うときに、何が正しいか・誰が正しいかを争うと話が変わってきてしまう。

だから、すり合わせを行うかどうかの同意をとることも大切だ。

感覚や認識をすり合わせるというのは、他人のプレーになどに、自分の認識や自分の感覚でアドバイスを送ることではない。

まずは、その人の認識と感覚がどんなものかを想像したり、その人に確認をとるといい。(色々と質問してみる。これ超大事

その上で、その人の感覚に近い表現に練り直す。そしてその人が必要であるならアドバイスを送ってもいい。