[なんで部活をするんだっけ?]
何度も言ってるけど、
「頑張ることは正義じゃない。」
だけど、
“楽しさ”の追求は、自然とプレーの質を高めると思っている。
出来ることが増えると、自分の力を試したくなる。試してみたらできるようになったことを発揮したけど、出来ていないことも同時に見えてくる。
その連続が結果として“成長”につながるのではと考えている。
だから、勝つことや技術が向上することは最終目的じゃない。
なんで部活やるんだろう?って聞かれたら、
「楽しむことを追求しながら、結果として成長して、チームとしての勝利を自然と目指せるようになってくる。」くらいがいいんじゃないかなと思う
[チームワークって何だろう]
答えはない。
どのチームも世界に一つで、そこに生まれるチームワークも世界で一つ。
「チームはこうあるべきだ!」
という一人の思い込みにチームを押し込んでもかみ合いにくい。
そもそも、そのチームの活動目的がないとチームワークのカタチも見えてきにくい。
4月にも目的を全員で共有しようとしたけど、みんな違った。
(みんな違って当然だよね。)
実業団のチームのように目標・目的を公式ホームページに掲げていない限り、チームの目的を知り、そのチームに入ることも少ないだろう。
ましてや学校の部活動の状況を知って、学校を選ぶことも公立学校であれば少ないだろう。
そうやって集まったメンバーの中で、部員の目的やモチベーションをすり合わせながらベストなバランスを探していくことでチームワークが見えてくるかもしれない。
[誰かに変わってほしいならまず自分が変わる、そして変わってくれる事を期待しない]
どれくらいうまくなりたいか?どんなレベルでプレーしたいか?
この程度は人によって違う。楽しさの感覚も人それぞれだから。
勝つことに少々こだわりがでてこれば、楽しみながらも苦しい思いをしなければならない時がある。
しかし、結果として頑張ることや、勝ちを意識すること、楽しみの度合いはみんな違う。
違う者同士で、自分の価値観を押し付けてしまっては、押し付けられたほうはつらい思いをする。
プレーがうまい人、努力している人、影響力のある人がそうでない人を言葉などで威嚇しても、その人が快くペースを上げてくれたり、生活リズムをかえてまで部活動に割く時間を増やしてくれるとは思いづらい。
集まったメンバーはこの先もう変わることのないかけがえのないメンバーだ。
だから、隣にいるメンバーをまずは受け入れ・理解しようとすることが第一歩だ。
自分が変わらない限り、他者が自分の都合の良いようにかわってくれることはない。
そこで人を変えようと、言葉や力を使うのは自分のプライドから目を背け、自分の課題からは目を背ける卑怯な人間がやることだと思う。