gt-24o’s blog

わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

順番なんか、ボイコットしろ。 岡本太郎

校庭に出る。

足の速い子、キャッチボールのうまい子、高く跳べる子は、ひろい場所で自由自在だ。

けれどそうでないのは、隅っこで小さくなって、遠慮している。

ここでも「順位」だ。

教室と庭では、位置がたいてい逆になる。

かわいそうなのは、どっちにいってもミソッカスにされる多くの子たちだ。

お前はダメ、きみはダメというのを叩き込まれて、

やっぱりオレはダメなのかな、とついに思い知らされてしまう。

この世に生まれたときはだれでも、自分と宇宙がまるで同じ大きさのように、

のびのびとふくらんでいたのに。

しかも、卑劣にも家庭にまで通知して、身の置きどころをなくさせる。

家に帰ると、両親が口をトンがらせて、

「お前はダメなそうじゃないか」と怒鳴る。

親まで共謀して、みずみずしい人間性をスポイルさせ、劣等感を叩き込む。

順番なんて、人間の価値とはなんの関係もないんだ。

 

 孤独がきみを強くする 著:岡本太郎 より

孤独がきみを強くする