私は小中高大で野球をしてきました。
私は現在、陸上競技部の顧問です。
常勤講師の一年目はバレーボール部でした。
やったことないスポーツの部顧問をしていますが、今日この日まで何とかやってこれています。
専門の先生が顧問ならもっと育ったかもな…とかは思ったことも思うこともありますが、仕方のないことです。考えることは減りました。
また、
バレーボールなら、
選手のジャンプ力を上げたり、
ブロックシステムを教え込む、
野球なら、
ホームランの打ち方、
魔球の伝授、
陸上競技なら、
早く走るために必要なこと、
挙げればキリがないですが、
これらのことを教えたという自覚は一つもありません。
いわゆる指導の出来ない教員という風に見えるかも知れません。
しかし、時間という何よりも貴重な財産を彼らに与え、また彼らも私に与えられているという関係を何よりも大切にしてきました。
練習時間はみんなで決める。
練習メニューもみんなで決める。
どこを目標にするかあなたが決める。
なんでグラウンドに来るかはあなたが決める。
私が決めないことで、決める意識を自ずとついてきます。
彼らが悩んでいるなら問うことで、ある程度の方向づけをしてあげるといいです。
こちらが与えることはしなくても大丈夫な気がしています。
私があれ?と思えば意見を言えばいい。
彼らがあれ?と思えば意見を言われればいい。
そう思います。
自分の愛した競技、スポーツであればあるほど、熱が入ります。
自分の青春時代と重ねて、また青春時代に達成できなかったことを表現しようとしてしまうかもしれません。
ただそれはエゴです。
目の前にいる子ども、子どもたちがやりたいだけやれる環境をつくる。
どれだけやる気がなく(見え)たってその時間を共に過ごすこと。
とっても難しいけど、これができるかどうかだけ考える。
できないなら無理してやらず断ってしまえばいいと思う。
おわり