昨年くらいから、
「言わない」
ことで、
「言う」
ことと同じくらい伝わることがあると感じています。
例えば、学校でテストの際に先生から
「くれぐれも、不正行為の無いように・・・」
いや、
「くーれーぐーれーも、・・・不正行為の無いように・・・」
みたいな指示を想像できますでしょうか。笑
シンプルですが、やる人はやるし、やらない人はやりません。
不正行為をなくしたいのはわかるのですが、
「くれぐれも、不正行為の無いように・・・」
というフレーズには、
・あなたたちのことを信用していません
・人間とは、そういうことをしてしまう生き物だ
・この学校では不正がよくあるのだ
というニュアンスのメッセージを言っているのと同じ効果もあると思っています。
(誰がいうかにもよりますし、目の前の子どもたちとの関係性もあるか一概には言えませんが・・・)
自分の発する言葉がどのようなメッセージとして、伝わるのかを考えていきたいです。
「机の中に紙くずとか入ってない?そういうところは声かけあってチェックしようね!」
と声かけをしたのなら、
・紙くずごときで不正行為なんて悲しい
・前提として、カンニングとかはしないと思っているよ
(→ カンニングしないように!という言われるよりマシかなと。笑)
・みんなでなくせることはなくそう
というメッセージになるかもしれません。
(捉え方次第では、
・紙くず入れておくようなおっちょこちょいなところがあるからねー
というメッセージになるかもしれません。笑)
心配になることもありますが、
これは言わなくても大丈夫な集団になってほしい
と願うなら言わない勇気も大切だなと思います。
おわり