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第3章 知識重視の価値観から脱出する
「意見」=解釈はその人なりのものなので、自分がどうするかは自分で考えるという位置づけの助言
「アドバイス」=解釈も含めて、「あなたはこうすべきである」というところまで踏み込んだ助言です。
どちらが良くて、どちらが悪いという話ではないです。
ただ、何かに問題定義ができたとして、その問題を解決するための答えが一つしかないことはないだろう。環境や条件で常に変化するからです。
(1+1=2?、1+1=10?)
(1+1=2 [10進数]、1+1=10 [2進数])
自分で考えて自分なりの仮定を持ってみる。
それについて、意見をもらう。
意見をもらうのは、自分とその意見をもとに、新たな何かを生み出そうとしたりバランスをとったりするのに意見を必要となってくるから。
自らの仮定や案なく、どうしたら良いかを聞くと「アドバイス」が必要になる。
誰が、どんな状況・環境・条件でどんな問題に突き当たっているのかを把握しないまま、あたかも答えかのようなニュアンスで行う「アドバイス」は良い影響が出てこない気がする。
アドバイスをもらう側は、自分のアタマで考えることをやめるし、
アドバイスをする方は、相手にどんな影響が出るのかを考えていない。
意見を求め会える関係を築きたい。
おわり