gt-24o’s blog

教員として働きながら、学習・交流団体「教師塾」を主宰しています。わかるとできるの違いに注意しながら、思慮深く、大胆に書きます。

小幡七海さん

想いある仲間を紹介します。

小幡七海さんです。

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彼女の想いはこちら

幾つか計画してた大きい落語の舞台が終わって、次のスタートラインに経とうとしている。
4月からは日本の未来を担う子ども達と共に日々学び続ける教員になります。

最初は趣味で好きな気持ちだけで始めた落語が、こんなにも人に笑いと幸せな気持ちを提供できるんだ
という部分にのめり込み、4年間落語を続けてきました。
舞台に出る演者さん達の努力、主催することの大変さ、お客さんへの感謝の気持ち、いろいろな学びを得ました。
そして、この「落語をしたい」という気持ちがどれだけの人に協力を得て動いてもらっているのか。
人は支えられながら生きているという当たり前のことを目の当たりにしました。

そして、演者さんと作り上げる一つの「寄席」は私の胸の中に一生残ります。
「寄席」を作り上げると出来てくる「絆」
「信頼」「愛」「絆」って目に見えないただ、良い言葉なだけと思っていたけれど、これらの経験を通して無形だけれど見えるようになりました。

無形の宝物をありがとうございました。

そして、もう1つ4年間で得た大きなこと。

私は高齢者の方々の前で落語を披露することが多かったです。
おじいちゃんおばあちゃんに落語を通してパワーを与え、終わった後はその何倍ものパワーを返してくれます。
それは彼らが何年も何年も努力して生きてきた人生という名の道のりを聞かせてもらえる時。
ほんとに楽しいし、聞く度に感動します。

こんなに素敵な大人が隔離された施設にいるのはおかしいなと思いました。
子ども達にこの世界に触れてほしい。

だから私は落語を通じて出会えた縁を学校、子ども達に結びつけたいと考えています。

社会に出てやりたいことたくさんあるんだけれど
これが今一番やりたいこと。

私のして来た落語活動と教員という仕事がこんなにもリンクするなんて、一年前、いや、半年前まで気づかなかった。
そしてそう思う気持ちはこれからの方が強いだろうな。

私の持つ「あいうえお」を社会に還元します。
強い「運」と「縁」
頂いたことに全てに「恩」を感じます。
あらゆるものに対して「愛」を持って。
かけるさんのお言葉をお借りします。

 本人フェイスブック 2018.2.19 の記事より

 

お会いして、お話させて頂きました。

それはもう真っ直ぐな気持ちとアイディアを持っていました。

人生の先輩であり、酸いも甘いも経験してきているおじいちゃんおばあちゃんを、子どもたちにつなげたい。
核家族化し、社会との関係が希薄になっており、
家庭内の価値も固定化しやすくなっている。
学校内でも価値の固定化は起きやすい。
おじいちゃんやおばあちゃんの価値観はそんな、固定化した価値を柔軟に解きほぐしてくれるんじゃないか。
そんな可能性に彼女は着目したそうです。

現在の彼女の夢は

「全国の小学校に落語クラブを作る」こと。

目的は小学生が落語をし、老人ホーム等に出張落語をしに行き、笑いを通して高齢者と繋がる社会を築くこと。

 

共にサードプレイスを作っていく仲間として関わっていけたらと思っています。

おわり