学生の頃は理論が先行します。
社会人となるとき困らぬよう、知識を身につけるという具合です。
一度、社会人となると体験が過剰気味になる気がしています。
準備してきたのはいいものの、準備してきたことの中に、人生がまったく楽しめないほどの欠落があるとやっていけなくなる。
それは辛い時間です。
私自身も体験が過剰気味な気がしながら生活をしています。
そんな中、本を読むと、本を出すほどに突き詰めて考えている人に活字を通して出会い、体系化した知識を得て安心しつつ、次の手が打てる。
"安全な"体験の中から同じようなことを考えている人と共に学ぶことで、安心し、次の手がうてる。
体験と理論とバランスは大切だと考えています。
しかしその中でも、大人、子ども共に圧倒的に足りていないのは、"安全な失敗"だと思うのです。
安全な失敗の場をつくるのは、まずは大人側ではないでしょうか。
まずは私たちがチャレンジして、失敗して、
何が安全で、何が危険なのかを知っていくこと。
そうすれば、して良い、させて良い失敗が見えてくると思います。
おわり