岡本太郎さんの
「孤独がきみを強くする」
を読みました。
言いたいことを言う。
やりたいようにやる。
これは独りよがりに聞こえるけど、
世界に自分1人しかいない状態を想像してみよう。
自分以外の何物かの存在を認知して初めて「独りよがり」という概念が出てくる。
自分は1人しかいない。
だから孤独なんだ。
しかし、単独と孤独は違う。
私たちは枠を大きくしていけば、何かの集団に必ず属している。
その中で、自分の意見"だけ"を通すのは単独だ。
自分が絶対に正しいとか、強い想いはあって良い。
それも発言してよい。
自分の中にある正しさは、自分しか信じられないから大切にしてあげよう。
でも、純粋で強い意志を示したなら、
それに対して出てくる他者の意志を聞くことがとても大切だ。
ぶつけ合いまくる。
そして、本気でぶつかって初めて、
「はっ」っと気づく。
本気でぶつかるってのは、感情込めて話し合うことではない。
自分と他者の中にある純粋で強い意志を冷静にぶつけ合うことだ。
そこで分かり合えなくて全然OK。
ただ、お互いに本気でぶつかった分だけ何かに気づく。
それでよい。
わかり合いたいとか、これは言わないようにしようとか、怒られたらきまずいとか、うまくやろうとか、波風立てないようにとか。
くそくらえって話だ。
それでいて、純粋すぎる自分の意思は、孤独になる。
でもそこで負けんじゃねーよ。
他の人に負けたんじゃなくて、ぶつけるのが嫌で自分に負けた。
だから、それは自分のせいなんだ。
孤独が君を強くする
ってのはそういうことかと読み解きました。
おわり